イギリス滞在日記2000年夏


 また性懲りもなくイギリスへ来ました。これで3回目です。今年の滞在は、平成12年8月8日〜9月15日までの約40日間です。今年は法学部の個人研究費の一部を使った滞在ですので、目的はおおっぴらに「避暑」ということはできず、あくまでも勉強です(笑)。
 備忘録代わりに日記をつけることにしました。また来春と来夏に来るときの参考のためにです。ですから、自分の感想よりも店などの住所・営業時間といった事柄についてこまごまと書いてあります。




8月8日(火)  いよいよイギリスへ出発の日。
 ヴァージン・アトランティック航空のロンドン便の出発時刻は10時50分だが、私はいつもかなり早く成田につくように心がけている。出国審査後リフレッシュ・ルームでゆっくりシャワーを浴びたいからだ。というわけで、タクシーを拾い新宿へ向かい、新宿駅を7時過ぎに発つ成田エキスプレスに乗り込む。
 ここまでは順調で良かった。成田エキスプレスに乗った途端、なんだか悪寒がする。まもなく下痢もはじまった。成田空港までの約1時間半の間に何度トイレに通ったことだろう。せめてもの幸いはグリーン席を取っておいたことだった。 
 成田空港へ到着後、直ちに売店で薬(正露丸、止寫薬、解熱剤)を買って服用する。
 平日にもかかわらず、成田空港は人でごった返していた。手続きを早めに済ましてからゆっくりしようと思い、先に搭乗手続と出国審査を済ませた。
 出国審査後、シャワーを浴びて、朝飯を食べた。食欲はなかったがこれからの長旅を考えて、無理に食べ物を押し込んだ。
 ヴァージン・アトランティックのプレミアム・エコノミー席はなかなか快適だ。確かに前回のアッパー・クラス席に比べると、前の席との間は狭いし、足が持ち上がらない。でも、ゆったりとした席なので、エコノミーよりは断然快適といえる。まして今回はマイレージのおかげで只で往復できるのだから、不満などあろうはずがない。
 機内では、薬のせいかずっとうとうとしていた。おかげであっという間の12時間だった。機内で読む文庫本を沢山持ち込んできたのだが、結果的には要らぬ心配だったようだ。
 飛行機は定刻より20分早くヒースローに到着。ヒースローの入国審査は厳しいので有名である。案の定私も40日の滞在で何をするのかについて聞かれた。
 ヒースローからロンドン・パディントン駅まではヒースロー・エキスプレスでたったの15分でつく。この電車は快適だし15分おきにでてるし本当に便利だ。値段が片道(イギリスではシングルという。)12ポンドと高いのが玉に傷だが。
パディントンからは荷物が重いのでタクシーに乗り、ホテルに向かう。ホテルはユーストン駅近くのShaw Park Plaza Hotelを予約した。このホテルは、インターネット対応ということと、便利ということで選んだ。どうして便利かというとロンドン大学が徒歩圏で、かつケンブリッジへの基点であるキングズクロス駅へも歩いてすぐだからである(ユーストン、セントパンクラス、キングズクロスは実は近いのだ。)。値段が高いのがこのホテルの難点なので、私は最初と最後だけ使うことにしている。
 ホテルの部屋に入るなりバタンキューで、結局この日はどこへも行かなかった。


8月9日(水)  昼前にホテルをチェック・アウトしてタクシーへパディントン駅へ向かい、同駅から電車でオックスフォードへ向かう。
 オックスフォードもケンブリッジもロンドンからは電車で1時間あまりである。かつては「政治家を輩出した分オックスフォードのほうがケンブリッジよりも開けたが、その反面ケンブリッジには自然が残った。」と言われたもののようだが、現在はロンドンのキングズクロス−ケンブリッジ間にノンストップ電車があるのでさほどの違いはない。ただオックスフォードのほうが、駅とCity Centreとの間の距離が近い。 
 オックスフォード駅からタクシーで、これから23日間の宿であるLincoln Collegeへ向かう。LincolnCollegeの経営するB&Bが我が宿である。現地の知り合いK氏に取ってもらったのだが、23日間の宿代が朝食込みで617ポンドというから激安である。
 宿は安いだけあって、トイレ・バスは共用である。ただ、部屋で電話が使えないのは、インターネットやメールを生活必需品とする自分には困る。早速Receptionに何とかしてくれるように頼んだ。
 荷物を部屋におき、その足でオックスフォード大学のBodleian Libraryへ向かう。ちなみに、Bodleian LibraryはLincoln Collegeから徒歩3、4分のところにある。
 Bodleian Libraryは日本の国会図書館に相当するものだそうである。既に現地の知り合いにアポを取っておいてもらっていたので、パスポートと日本大学の英文身分証明書と10ポンドの払込だけで図書カード(ただし期限は半年間)を発行してくれた。発行の際に誓約書を読まなければならないのだが、予め日本語で用意されていた。
 この図書カードでオックスフォード内に点在する全てのBodleian Libraryを閲覧できるとのことである。 さて、私の専門に関連するBodleian Law Libraryは10分ほど離れたところにあった。なかなか近代的なビルディングである。コモンウェルス諸国のおびただしい数の判例集が並べられている。上の階には諸外国の文献が国別に並んでいる。
 日本のものや他のアジア・アフリカ諸国の文献は地階の書架に並んでいた。さすがかつての日が沈むことのない大英帝国随一の図書館だけあって、インドなど旧植民地諸国の文献の量は他の追随を許さないようだ。他方、日本の文献はさびしい限りである。まあこの点はケンブリッジ大学のSquire Law Libraryも同様だが。これからは日本の法学者も、海外の情報を自国に取り入れるだけでなく、海外へ自国の情報を発信する必要がありそうだ。我が日本大学の欧文機関誌Comparative Lawはその取り組みの一つだが、残念なことにオックスフォードでもケンブリッジでも所蔵されていない。帰ったら確認しなければ。
 ちなみにボードリアンローライブラリーのコピーカードは、継ぎ足し式である。すなわち、先ず1ポンドほど出して自販機からクレジットカードサイズのコピーカードを買う。このコピーカードの残度がなくなったら、横の別の自販機にカードを入れて、必要な小銭を挿入すると、カードの残度数が増えるという仕組みである。


8月10日(木)  今日は図書館でじっと本を読んでいて1日が終わった。
 Receptionから部屋では電話は使えないので、インターネットは近くのインターネットカフェを利用してほしいとの連絡を受ける。えらい不便であるが仕方がない。又料金も安いので文句も言えない。仕方がないので、ウェブメールの手配をした。
これから私に連絡をするときは、takamaz@eigo.co.jpまでお願いいたします。
 それにしても、インターネットカフェがあるというのは驚きである。こんなものは昨年ケンブリッジにはなかった(8月22日の日記を参照)。やっぱりオックスフォードのほうが開けている。ウェブメールの存在を教えてくれた山中@afrisoftさん、どうもありがとう。


8月11日(金)  ふと思い立って、朝一のバスでケンブリッジに向かう。昔はオックスブリッジ間に直通電車があったようだが、今はバスのみである。電車で行きたければ一旦ロンドンに出るしかない。ただ、バス便は2社(ステージコーチ社(stagecoach)とナショナルエクスプレス社)あるし、なかなか本数も多い(それぞれ1時間に一本程度)。日帰往復(Day return)なら、ステージコーチ社の場合、9ポンド10ペンスである。いずれにせよ3時間はかかる。
 ケンブリッジに到着したのは午前10時近くである。いつものところで朝食を食べて、ケンブリッジ在住のTさん(ちなみに彼女は、今年の9月からケンブリッジのLLM課程に入る。)と落ち合う。ツーリストインフォメーションで早速ホテルを予約する。イギリスはこういうところが本当に便利だ。City Centreに必ずツーリストインフォメーションがあるので、そこで宿の予約をはじめ様々なことができるからだ。
 予約したホテルは、いつも使うプールの並びにあった。なかなか快適な部屋で満足する。また電話が使えるのでメールのチェックもできよかった。
Tさんと夕飯をご一緒する。彼女も彼女なりに悩みがあるようだ。
 今回の目的は土嶋さんのケンブリッジ大学大学院入学をお祝いするためだった。
 そのため、目抜き通りの豪華な中華料理屋に入ったのだが、肝心の味がまずかった。かつ油っこかった。最初のstarterからデザートに至るまで油尽くしであり、正直参った。音楽も流れていて雰囲気も気さくなのだが、味が気さくなのは頂けない。やはり中華はロンドンのソーホー(SOHO)に限るようだ。


8月12日(土)  ケンブリッジの朝はすがすがしい。
 午後Tさんの道案内でグランチェスタに行く予定だったが、彼女が具合が悪いということで中止。久しぶりのケンブリッジの町並みを堪能した後、バスでオックスフォードへ戻る。


8月13日(日)  図書館が休みなので、シェイクスピアの故郷であるストラトフォードアポンエイボンに日帰りの観光旅行。小奇麗な街だが、単なる観光地という気もしないでもない。
 通り一遍の観光をした後、駅へ戻るが、あいにく電車は発車したばかり。次の電車は二時間後。ただ、おかげでシェイクスピア・エキスプレスという蒸気機関車を見ることができた。この季節にはストラトフォードアポンエイボン・バーミンガム間を往復しているとのこと。幸いオックスフォードからはバーミンガムはすぐだ。
 来週にでも暇つぶしにのってみようかと思い、時刻表を貰う。


8月14日(月)
8月15日(火)


 Bodleien Law Libraryでお勉強
8月16日(水) 1.政府刊行物センター
 ロンドンへ本の買出しに出かける。
 ロンドンで法律の本を買うときは、いつもチャンセリーレーン駅(Chancery Lane)から歩いて、王立裁判所(Royal Court of Justice)の隣の書店(Hammicks Bookshops Limited)に行くことにしているのだが、今回もう一つ日本でいう政府刊行物センターのようなものがあることに気がついた。以下のとおり。


The Stationery Office
123 Kingsway London WC2B 6PQ
Tel : 0171-242-6393
Fax: 0171-242-6394
地下鉄のホルボーン駅(Holborn)を出たら、道を隔てた真ん前である。
営業時間は、
月、水〜金 9時から17時30分まで
火 9時30分から17時30分まで(スタッフミーティングのため開業が遅いとのこと)
土 9時から15時まで
日 休業

 うれしいのはアメックスをはじめ各種クレジットカードも使えることです。
 ちなみに、会社法に関する各種報告書はLawでなく、Managementのコーナーにあります。
 ついでだからHammicks Bookshops Limitedについても紹介しておこう。


Hammicks Bookshops Limited
11/192 Fleet Street London EC4A 2AH
TEL 0171-405-5711
FAX 0171-831-9849
営業時間は、
月 9時から18時まで
火 9時30分から18時まで
水 9時から18時まで
木 9時から19時まで
金 9時から18時まで
土 10時から17時まで
日 休業


2.オックスフォード・ロンドン
 オックスフォードとロンドンの間は電車よりもバスのほうが便利。私はこのところ、ステージコーチ社(stagecoach)のオックスフォード・チューブ(oxfordtube)に乗る。オックスフォードのバス乗り場(Glouchester Green)はシティセンターの近くだし、ロンドンの終点はヴィクトリア駅のすぐ近く(VICTORIA , Grosvenor Gardens)である。
 時間にして90分あまりである。それにもっとすごいのは、ピーク時にはなんと12分に一本の割合でバスが出ていることである。夜は本数は少なくなるが24時間営業である。
 料金(アダルト)は、片道(シングル)7ポンド、日帰往復7.5ポンド、往復9.5ポンド。詳細については、www.stagecoach-oxford.co.ukを参照。
 なお、オックスフォード・ロンドンの間には別にナショナルエクスプレス社のバスも運行している。
アクセスという点では、オックスフォードはケンブリッジよりはるかに便利である。


8月17日(木)  Bodleien Law Libraryでお勉強


8月18日(金)
8月19日(土)
1.DTI
 泊りがけでロンドンへ行く。今回の目的は、DTI(Department of Trade and Industry、日本の通産省に相当)へ英国会社法改正の資料をとりに行くことである。ウェブでも公開しているがやはり現物がほしい。何でもイギリスだとタダでくれるそうである。 
 ヴィクトリア駅でホテルを手配し、チェックイン。大英博物館の並びのこじんまりしたホテルである。ホテルの人は親切にもあちらこちらに電話して、DTIの場所を調べてくれた。
 DTIは、ヴィクトリア駅からvictoria streetをまっすぐに歩いて、ウェストミンスター寺院(westminster abbey)の少し手前にある近代的なビルである。
 私は、観光客にありがちな間違いをし、westminster abbeyとウェストミンスター大聖堂(westminstercathedral)を勘違いしたため、うろうろと大回りをしてしまった。
 DTIへ行くと、係りの人は親切に資料を抱えて持ってきてくれた。うれしかったのは、今年の6月刊行の「Nodern Company Law For a competitive Economy, Capital Maintenance:Other Issues」という資料もくれたことだ。何がほしいかを予めBodleien Law Libraryでチェックしておいたので手続きは簡単だった。
 厳密にいうと、これで今回の渡英の目的は達成してしまったのだが、まだ帰りたくないので、別の理由を考えよう。


2.ロンドンの日本人
 いつも色々お世話になっているK氏と、ウェストベリーホテルで待ち合わせ、飲茶。今回の渡英のお膳立ても全てお願いしてしまったので、ありがたい限りだ。
 その後K氏とともに、ロンドン郊外のHendonへいく。K氏の友人S氏夫妻が自宅夕飯に招待してくれたためだ。S氏には、今春もご自宅に招待してもらい、良くしてもらった。日本では行き違いになり会えなかったので楽しみである。ロンドンでの日本の家庭料理に舌鼓を打ち、深夜まで歓談する。その後ビクトリア駅まで送ってもらい、バスでオックスフォードへ深夜の帰宅。


8月20日(日) 1.蒸気機関車 
 先週書いたシェイクスピア・エキスプレスという蒸気機関車に乗りにストラトフォードアポンエイボンへいく。オックスフォードからだと、ストラトフォードアポンエイボンへも電車よりバスのほうが、乗り換えもなく便利である。 
 はじめて汽車に乗ったが、綺麗にメンテナンスされている。いつも思うのだが、英国人は古いものを本当に大事にする。ストラトフォードアポンエイボン・バーミンガム間蒸気機関車往復の旅を楽しみ、帰宅。ちなみにシェイクスピア・エキスプレスについてはwww.vintagetrain.co.ukを参照。


2.カード紛失 
 部屋へ帰り、コインランドリーへ洗濯をしにいこうとして、財布がないことに気付く。
現金は殆ど入っていなかったのだが、問題は、クレジットカードと図書館のカードが入っていたことである。図書館のカードは明日以降再発行の手続きをとるしかあるまい。緊急に対策を取らなければならないのは、クレジットカードである。
 深夜であるにもかかわらず、急いでアメリカンエキスプレスに電話する。明日にもロンドンのピカデリーサーカス近くの支店で緊急再発行してくれるとのこと。ほっと一安心する。私は、語学力もないし海外経験も乏しいので、アメックスはプラチナカードにしている。くそ高い年会費(なんと8万5千円)を払った甲斐があったものだ。今夜は安心して眠れそうだ。ということで急遽明日はロンドンです。


8月21日(月)  昨日財布とクレジットカード、図書館カードを一緒になくしたので、まずはその後始末。警察署の遺失物係へ行き、届け出をし、その後Bodleian Libraryへカードの再発行手続をしに行く。新たに5ポンド取られるが問題なく再発行してもらえた。
 ここで一つ確認。私のカードは期限が半年間なので、来年の二月で有効期限が切れてしまう。ところが、私は来年の3月頃また渡英を予定している。20ポンド払うから期限を伸ばしてくれと頼んだが、駄目だった。その代わり、もう一度手続きをすればそのときに新たなカードを発行してくれるとのこと。良かった良かった。
 手続き後、バスでロンドンへ行く。クレジットカードの緊急再発行のためである。アメリカンエキスプレスの場合、緊急再発行できる場所はピカデリーサーカスとハロッズ内のニ店舗あるが、私はピカデリーサーカス店へ行く。カードの再発行手続は地下の受付である。英語でしゃべらなければと意気込んでいったが、担当者は日本人で、日本語で対応してくれた。カードの再発行手続は5分で修了。新たなカードを手にHammicks Bookshops Limitedへ行き、本を買った。
 一時はどうなることかと途方にくれたが、後々考えると、警察の場所や遺失物届出の手続を覚えることができ、かつ、それらを英語でしなければならないためよい英語の勉強になった。高い授業料だったがまぁよしとしよう。でも以後気をつけなければね。


8月22日(火)  今日は、Tさんに会うためにケンブリッジへ行く。相変わらずバスで三時間みっちりかかる。Tさんは悩みも吹っ切れたようで一安心である。ほっとして帰途につく。
 ところが帰りのバスが交通事故の影響で1時間立ち往生したため、5時にケンブリッジを発ったにもかかわらず、オックスフォードについたのは9時過ぎである。往復7時間のバス旅行でもう心身ともにくたくたである。
 大発見。
 とうとうケンブリッジにもインターネットカフェができました。これで安心してケンブリッジでも安宿に泊まれますね。


8月23日(水)  今日から26日まで、知人がロンドンに来るので観光旅行に付き合う。
 今日は、オックスフォードからヒースロー空港までお出迎えである。
 オックスフォード・ヒースロー間(ガドウィック空港へも行くがとりあえず割愛)は比較的頻繁にシャトルバスが出ている。しかも24時間体制である。料金は、日帰りでない往復(period return)14ポンド。1時間強でヒースローにつく。ヒースローにもインターネットカフェがあるので、電脳環境は万全である。
 出迎え後、ヒースローエキスプレスでロンドン・パディントンへ。ヒースローエキスプレスは料金はやや高いが(片道12ポンド)、15分でロンドン・パディントンへ着くし、15分間隔で出ているので、便利である。特にオックスフォードへ行こうとする場合は、パディントン駅が基点なのだから、重宝するだろう。いずれセントパンクラス駅まで拡張される予定なので、ケンブリッジへ行くときも便利になるようだ。夜飯はソーホーのチャイナタウンでとった。ロンドンの中華は本当に安くておいしい。ガイドブックに載っているような店でコースを頼んでも一人前20ポンドもしなかった。中華を食べた後、リージェントストリート、ボンドストリートを散歩して帰宅。


8月24日(木)  今日から本格的な観光。
 以下のところへ連れて行った。
・大英博物館
・ハロッズ
・ビクトリア・アルバート美術館
・セント・ポール寺院
 いずれももう見たところばかりであるが、知識の確認にもなるし、それなりにためになった。そして何よりも一人でも多くの人にイギリスを好きになってもらうのはうれしいことだ。夜は、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ(Notre-Dame de Paris)」をみて帰宅。
 ホテルに帰ったら、二つほど原稿などの依頼が来ていた。両方ともタイトな〆切である。どちらも自分の勉強になるのでありがたいのだが、渡英中のことゆえ資料収集が困難である。上手い策を考えなければ。
 また日本に残してきた事件のことも気がかりである。


8月25日(金)  今日はウィンブルドン・ローン(LAWN)・テニス博物館へ行く。
 地球の歩き方によると、博物館へは、地下鉄District Lineで行くが、ウィンブルドン駅でなくその二つ手前のSouth Fields駅で降り、徒歩15分とある。
 ただ、付け加えればSouth Fields駅から39番系統のバスに乗り二つ目のバス停で降りるのが、最も歩かなくて済むようだ。どちらにせよZone1-4のトラベルカードを持っていればバスも乗り放題なのだし。
(1).
 その他にもこんな行き方がある。
 (a)キングズクロス・テームズリンク駅などから、テームズ・リンクのCity Metroに乗り、または(b)ウォータールー駅からハンプトンコート駅行きの電車に乗り、ウィンブルドン駅へ行き、South Feilds駅へ行く方法。
 South Feilds駅からは前記のバスに乗る。
(2).
 帰り方としては、博物館の最寄の(つまりSouth Feilds駅寄りの)バス停から39番系統のSouth Feilds駅方面行きのバスに乗る。この場合、South Feilds駅で降りても良いし、終点の一歩手前のClapham Junction駅まで乗っても良い。この駅は、ブリテッシュ・レールの駅で、ビクトリア駅までは一駅だし、また、ウォータールーへも電車が頻繁に出ている。
 上記の方法は、全てZone1-4のトラベルカードで利用可能。


8月26日(土)  チェックアウト後、知人を送りにヒースロー空港へ行く。ヒースロー空港からオックスフォードまでバスで帰る。ヒースローセントラルバスステーションは全英至るところへ行くバスであふれかえっている。ちなみにオックスフォード行きのバスは24時間運行している。ケンブリッジ行きも同じようである。今までは、念の為最初の一泊をロンドンで過ごすことにしていたが、これならばその必要もないかもしれない。
 オックスフォード到着後、クレジットカードで国際電話を掛けようとして、カードを寮の電話機に挿入したところ、カードが吸い込まれてしまい、出てこない。寮の管理人は親切に色々と手伝ってくれたが、一向にカードは出てこない。結局またアメックスに連絡し、再発行してもらうことになった。やれやれ、恥ずかしい限りである。ただ、英国では、次の月曜日がBank Holidayといって休日なので、再発行は火曜日以降になるとのことである。それまではカードなしで過ごさなければならない。
 ちなみに、イギリス英語では、このような事態を「The card was eaten」(カードが食われてしまった)と表現するようである。アメリカ英語ではどうか知らないが、勉強になった。


8月27日(日)  明日までボードリアン図書館は休館である。ということで観光に精を出すことにする。ロンドン郊外にあり、ヘンリー8世の宮殿であるハンプトンコートパレス(Hampton Court Palace)を訪れた。地下鉄に広告がやたらと貼ってあったので一度行ってみたかったのだ。詳細は市販のガイドブックどおりなので省略するが、写真通りの綺麗な宮殿で満足する。ハンプトンコート(Hampton Court)へは、ビクトリア駅からConnexでClapham Junction駅へ行き、そこで11番ホームからハンプトンコート行きの電車に乗るのが便利。また、ハンプトンコートはZone6内なので、ワンデイトラベルカードのAll Zoneを買うのがお得である。
 このワンデイトラベルカードは、1枚の券でZone内のバスも地下鉄もブリティッシュレールも全て利用可能であるから便利である(ただしナイトバスは使えない。)。ただ、切符を買う自販機の性能がいまいちのため、購入の際に場合によっては大行列に並ばなければならないのが難点だ。
 ちなみにロンドン市内は、Zone1〜6までに分けられている。通常の観光ならばZone1、2までのトラベルカード(3.9ポンド)で十分である。
 帰り時間があまったので、ついでにロンドン郊外の高級住宅地リッチモンドを訪れ、散歩をした。


8月28日(月)  今日も図書館が休み(休日のため)。イギリスでは休日のことをバンクホリデーという。午前中は、ゼミ生の答案の採点に費やす。午後は、本を持ってオックスフォード郊外のAbingdonへ行く。バスで20〜30分と近いのに、昔ながらのたたずまいと自然が残った街である。公園で読書をしたり、マップに沿って街を散策してのんびり過ごす。こんな休日も良いものだ。さて、明日は、カードの再発行のためにまたまたロンドン行きである。


8月29日(火)  今日は、ロンドンのアメックスに行って、カードを再々発行してもらわなければならない。午前中は図書館で読書をして、昼食後バスでロンドンのアメックスに向かう。
 もう日本から連絡が行っていたみたいで3分ほどで手続きは完了するが、さすがに気恥ずかしかった。でも係りの人に聞いてみると、電話機にカードが吸い込まれて再発行したという例は数件あるということ。自分だけでなくて少しほっとする。
 ちなみに、ピカデリーサーカスのアメックスは遅くまでやっているので便利である。営業時間などは次のとおり。
住所
 6 Haymarket
Tel(UK) 0800-824-482(オーバーシーズ・アシスト)
 営業時間
 月〜金  9:00-20:00
 土    9:00-18:30
 日    10:00-17:00


 せっかくロンドンへ来たのだから、ミュージカルでも観ようと思い、三越前のマイバスセンターでチケットを予約。運良く「オペラ座の怪人」(THE PHANTOM OF THE OPERA)の切符を入手できた。大変ラッキーである。
 少し早めの夕食をSOHOの中華街でとる。6時まで飲茶をやっている店があるので便利である。
 ちなみに私がいつも行くのは、NEW WORLD(1 Gerrard Place W1)という店である。トロリーで飲茶が運ばれてきて、色々と勧めてくるので、お喋りをするには大変向かない店だが、おいしいし、なんと行っても安い。腹いっぱい食べても10ポンドちょっと行くか行かないかくらいである。また、来ることにしよう。
 ミュージカルまでの時間つぶしにリージェントストリートを散歩していて、日本食の店が並んでいる通りを見つけた。リージェントストリートのアクアスキュータムから横に折れている通り(BREWER STREET)である。これで日本が恋しくなっても万全である。
 この日記はあくまでもメモ代わりであるから、感想は省略するが、「オペラ座の怪人」(THE PHANTOM OF THE OPERA)は、世評通りのすばらしいミュージカルであり、感動した。ただ、劇場(HER MAJESTY`S)の2階が大きく前にせり出しているので、一階の後方からは、見えづらい。特にシャンデリアが上に上がっていく冒頭のシーンは、途中から見えなくなり残念である。まぁ次回も見ることにしよう。
 ミュージカル後、バスでオックスフォードに帰宅。バスで寝ようと思ったら、後ろのイタリア人が携帯電話で大声でずっと話していて、ちっとも眠れなかった。どうも携帯電話のマナーは日本のほうが良いようである。
 イギリスでは、携帯の着メロの音も神経を逆なでするぐらいの音量であるし、バスや電車の中でも構わず、携帯が鳴り出す。マナーモードにするつもりがそもそもないらしい(それともそういう機能がないのかも。とにかく日本のに比べ、やたらでかい携帯電話です。)。また、なったらそういう場所でも必ず電話を受けて話し出すんだよね。
 携帯電話で思い出したが、オックスフォードには公衆電話が人の数に比べて少ないようだ。みな携帯を使うからかもしれない。


8月30日(水)  今日は、基本的に図書館で読書の日。
午後、図書館を抜け出し、書籍など重い荷物を郵便局から日本でおくった。今回は、総量13キロの荷物で料金は80ポンド85ペンス。
 手続は以下の通り。 
(1).予め郵便局の横にある売店で箱(BOX)を買っておく。このとき、ガムテープと鋏をついでに買っておくと便利。
(2).箱に荷物を詰めて、テープを貼る。
(3).箱を持って、郵便局で列に並ぶ。
(4).自分の番が来たら、日本へエアメールとしてその箱を送ることを告げる。そうすると、横の秤で荷物の重さを量って、言われた料金を支払う。そうすると局員は料金分の切手をくれる。
(5).併せて局員から用紙を貰い、それに必要事項を記入。そのときに、箱の中身とその総額を聞かれる。この用紙だけ予め貰っておき、記入しておくと手続きはすごく楽になる。
(6).切手を箱の前面に貼る。併せてエアメールのシールも前面に貼る。
(7).記入した用紙を箱の前面でなく、側面に貼る。
(8).終わり。
 オックスフォードの郊外で、テイクアウェイ(イギリスではお持ち帰りのことをテイクアウトでなくテイクアウェイという。)可能のこじゃれた中華料理店を発見。
名前 鹿門居(THE PINK GIRAFFE)
 43B St Clements Street, Oxford
営業時間
 Lunch Sun - Sat 12:00pm - 2:00pm
Evening Sun - Sat 6:00pm -11:30pm
 味もなかなかであり、料金もあまり高くない。バンクホリデーも営業していた。店の内装も小奇麗であるので、今度行ってみよう。ちなみにアメックスが使えないのが難点。


8月31日(木)  今日も図書館で読書。
 帰りがけに日本から留学されているN先生とご一緒にお食事がてらパブでビールを飲み、楽しい時間を過ごす。寮に帰ってから鞄がないことに気付く。どうやらパブに置き忘れたらしい。幸い貴重品は入っておらず、手帳と本とコピーぐらいしか入っていないからよかったものの、手帳はないと不便である。明日取りに行くことにしよう。それにしても我ながらなんてそそっかしいんだろう。


9月1日(金)  いよいよ今日は、オックスフォードの寮を出る日だ。毎日同じでうんざりする朝飯も今日で最後だと思うと感慨深い気もしないでもない。チェックアウト後、昨日のパブへ置き忘れた鞄を取りに行く。幸い、店の人が取っておいてくれた。ありがたい限りである。
 バスでロンドン・ビクトリア駅へ行き、ホテルを予約する。次のホテルはマーブルアーチ駅の近くの古臭いホテルである。自分で扉を開ける一人乗りエレベーターははじめての経験である(ちなみにイギリスではエレベーターのことをLIFTという。)。でも、インターネットにも接続できるし、お湯も出るし、きちんとしたホテルである。一泊朝食つきで55ポンドというのは、マーブルアーチという場所を考えるとかなり安い気がする。今のところ月曜にチェックアウトの予定だが、もう少しいてもいいかもしれない。ちなみにホテルは次のとおり。

ROSE COURT HOTEL
35/35a Great Cumberland Place Marble Arch
 London W1H 8DJ
TEL 0171−262−7241
FAX 0171−724−6596
E−mail manager@rosecourt@co.uk
Website www.rosecourt.co.uk/ldn
 せっかくだからミュージカルを観ようと思い、マイバスセンターへ行く。運良く「キャッツ」の券を手配することができた。ということでこれから観に行ってきます。


9月2日(土)  宿泊先のホテルはクリーニングサービスがないので、午前中、ホテルの裏にあるコインランドリーに洗濯に行く。ちなみに、コインランドリーのことを英国では、ロンドレット(launderette)という。これなんかもきわめてブリティッシュな表現であろう。
 洗剤が70ペンス、ドラム式洗濯機が3ポンド、乾燥機(drier)が1.2ポンド。
午後は、テート・ギャラリーと今年オープンのテート・モダンへ行く。テート・モダンは今年オープンなだけあってとても混んでおり、早々に退散する。また平日見に行こう。
夜は、ミュージカル「la cava」を観る。


9月3日(日)  またlaunderetteで洗濯したあと、ウィンザー城(Windsor)を見に行く。ウィンザー城へは、ウォータールー駅から直通電車が出ており、1時間ほどかかる。ただ、ヴィクトリアからClapham Junctionで乗りかえるという手もある。行ってみると、ウィンザーはヒースロー空港からとっても近いんだね。轟音をたてて飛行機がちょくちょく飛んでいく。女王はここで週末を過ごされるそうだが、はたしてあの轟音で気が休まるのだろうか。
夜は、いつもお世話になっているK氏宅でカレーを刺身とご馳走になる。やっぱり日本食はいい。


9月4日(月)  今日から再びオックスフォードに向かう。ただ、このホテルは便利なのでまた使うことにして、チェックアウトの際に来週末の予約をした。
 マーブルアーチには、オックスフォード行きのバスが止まるので、そこからバスでオックスフォードへ向かう。オックスフォードの宿はツーリストインフォメーションで予約。さすがに5泊連泊というとなかなか難しいようだ。でも何とか駅近くのB&Bを確保する。
 ただ良かったのはトイレ・バス付きシングルなのに1泊37ポンドと予算を大幅に下回ったことだ。ちなみに、この宿はクレジットカード(VISA/MASTER)が通用する。ただ部屋に電話はないので、旅先通信はまたインターネットカフェのお世話にならなければいけない。
 宿に付いては、以下のとおり。
BECKET HOUSE
5 BECKET STREET OXFORD OXFORDSHRIE OX1 7PP
TEL/FAX 01865-724675
 チェックイン後、早速ボードリアン・ロー・ライブラリーに行き、読書をする。 
 帰りに気がついたのだが、オックスフォードは今日はお祭りの日らしい。移動遊園地というものをはじめてみた。観覧車やメリーゴーランドが街中に設置されている。


9月5日(火)  午前中は、コインランドリーで洗濯。オックスフォードのコインランドリーは、駅の反対側の道路(線路と直角に交差している)をまっすぐに5分ほど歩いたところにある。
 洗濯が2ポンド
 乾燥機が20セント(5分間、ただし乾燥させるためには×4ほど必要)
 洗剤が70セント(20+50)
 当分小銭を蓄えておく必要がありそうだ。
 昼飯は、今日から営業再開した日本家庭料理屋「edamame」でとる。鳥のから揚げ定食が5ポンド也。
 それ以外は図書館で読書した1日だった。


9月6日(水)  午前中は図書館で読書。午後は、ケンブリッジから日大OGのTさんが来るので一緒に中華料理を楽しむ。ケンブリッジの中華料理はまずくて高かったが、ここは安くはないが美味い。雅子妃殿下も通ったお店だとか。
 店の名前は次のとおり。
煙寨(Opium Den)
79 George Street,Oxford
tel:01865 248680
 Tさんは悩みも解決してすっきりしたように見受けられた。一時はどうなるかと心配したが、どうにか一安心である。オックスフォード滞在もあとわずかとなった。残り少ないオックスフォード生活を楽しむことにしよう。


9月7日(木)  そろそろ帰国も近いので、出国間際に慌てないように、ボードリアン図書館のグッズをまとめ買いして、事務所の皆のお土産にした。いつもながら自分は買い物にかける時間が短いなあと感じる。それ以外は、今日は1日図書館で読書の日だった。だから特記する事項なし。


9月8日(金)  今日はオックスフォード滞在最後の晩である。
 午前中は、コインランドリーで洗濯。午後は図書館で読書。とりあえず今日で最後という思い入れもあって、一番読書がはかどった気がする。一応目標としたページまで読むことができた。後は日本でどこまでがんばれるかである。
 夜は、N先生と煙寨(Opium Den)にて中華料理をご一緒。省みて大変有意義なオックスフォード滞在であった。残りの英国滞在もわずかなので、これからは観光に精を出すことにしよう。


9月9日(土)  今日でいよいよオックスフォードは最後である。チェックアウト後バスターミナルからバスに乗り込み、マーブルアーチのローズコートホテルへ。 
 時間が余ったので、昼は再びテート・モダンへ行く。混んではいたが、ゆっくり鑑賞することができた。これだけのギャラリーが基本的に無料なんて本当にロンドンは豊かな街だ。また機会があったらテートギャラリーともども訪れることにしよう。夜は、ANDREW LLOYD WEBBERのミュージカル「WHISTLE DOWN THE WIND」を鑑賞。


9月10日(日)  午前中はLaunderettewで洗濯。私は、コインランドリーで様々なイギリス人の人間模様を眺めるのがすきだ(イギリスはつり銭があまり用意されていないので、必然的に小銭のない人は、隣に声をかけて両替を頼むことになる。)。また、洗濯を待っている間カフェでロンドンの朝の町並みと行き交う人を眺めるのはたまらない贅沢だと思う。
 今日は「観光」の日なので、午後ロンドン郊外のEAST GLINSTEADまで出かける。VICTORIA駅から電車で1時間ほど。そこから15分ほどバスに揺られると、目的のブルーベル鉄道(BLUEBELL RAILWAY)である。昔の蒸気機関車を線路から買い集めて再現した、三駅程の小さな鉄道である。客車は相当古いがぴかぴかに磨かれていた。何でも全てボランティアにより運営されているとか。ブルーベル鉄道とバス、電車の料金(ビクトリア駅からの往復)全て込みで17.10ポンド也。ビクトリア駅でまとめて切符を買うことが可能。 夜は、いつも通りロンドン在住のK氏、S氏とともに、S氏宅へ行く。今日はキムチ鍋である。


9月11日(月)  今日は本来ならばチェックアウトの日だが、もう2日間このホテルに泊まることにする。ケンブリッジへ2泊しようと思ったが、荷造りが間に合わなかったためである。
 延泊の手続きをした後、キングズクロス駅から電車でケンブリッジへ行く。ケンブリッジはオックスフォードより遠いので、さすがにバスは嫌だ。また、オックスフォードのバスと違い、ケンブリッジ発ロンドン行きのバスは終バスが10時半くらいと早い。ちなみにオックスフォード発のバスはロンドン行きとヒースロー行きは24時間運行している。
 ただ、ケンブリッジ駅は、オックスフォード駅と違い、シティセンター(City Centre、このCentreというのがいかにもイギリス的だよね。)からかなり離れているのが難点である。とても歩けないのでバスである。
 久しぶりに見るケンブリッジの駅は少しモダンになっていた。カプチーノバーもあるし、ホームにインフォメーションデスクまである。ちなみにシティセンターまでのバスの値段も5ペンスほど上がっていた。
 ケンブリッジのシティセンターもショッピングモールがリニューアルされていて綺麗になっていた。でもやはりケンブリッジはケンブリッジである。とても懐かしかった。去年の宿であるウェスコットハウス近辺を散策する。
 その後ケンブリッジ大学法学部図書館(SQUIRE LIBRARY)で夕方まで調べものと読書をする。ボードリアンと比べると、蔵書数は圧倒的に少ないと感じる。といってもかなり多いんだけれどね。
 夜は、こちらに留学中の他学部の先生と中華料理を食べて、ロンドンに帰る。31歳最後の夜を遥かなるケンブリッジで過ごすことができ、望外の幸せである。


9月12日(火)  今日は、なんだか疲れた感じがするので、昼間マチネでミュージカル「スターライトエクスプレス(STARLIGHTEXPRESS)」を観たあと、ホテルに帰って直ちに就寝した。
 蒸気機関車がレースで電車を破るというお子様向けの内容だが、音楽やセットも良かったし、なかなか見ごたえがあった。この位の内容ならば自分の英語力でも内容が理解できるように感じた。


9月13日(水)  午前中にホテルをチェックアウトして、最後のホテルに向かう。レセプションでタクシーを呼んでもらうが、現在イギリスでは、デモの影響で石油が高く、タクシーがなかなか呼べず、代わりにミニキャブを呼んでもらった。
 今度のホテルは、旅行初日の日と同じく、ユーストン駅近くにあるショーパークプラザホテルである。
 SHAW PARK PLAZA HOTEL
100-110 Euston Road London NW1 2AJ
Tel 171-6669000 /Fax 171-6669001
 このホテルは、素泊まりで1泊115ポンドと高いが、私はいつも最初と最後くらいは立派なホテルに泊まってイギリス滞在に区切りをつけたいと考え、いつもここをとっている。
 チェックイン後、K氏から誘われて、K氏の数十年来の知り合いのイギリス人貴族R卿の家を訪問する。貴族に会うのも初めてならば、そのような人と話すのも生まれたはじめてであるのでえらい緊張した。R卿のご子息には、昨年英国大使館で催されたパーティで少しお話したが、何分大勢の立食パーティでのことだし、あれを一回にカウントするのは反則だろう(某姉妹がハリウッドの有名人と交流があるという類の話と一緒になってしまうものね。)。なんでも親日家であるそうな。裏庭を案内してもらったが、親日家という言葉通り、日本の紅葉が植えてあった。
 えらい立派な家(こういう家を豪邸というのだろう。)で、この国の階級社会の存在をまざまざと見せつけられた感じである。いい勉強になった。
 夜は、K氏に中華をご馳走になった。
 ちなみに、その中華はロンドンでも指折りの名店だそうである。何回か連れてきてもらったが、とてもおいしい。ただ、とても高そうでもある。次のとおり。
ZEN GARDEN
15-16 BERKELEY STREET , MAYFAIR, LONDON,W1X 5AE
TEL 020-7493-1381 / FAX 020-7491-2655
 その後、SOHOのナイトライフを堪能した。内容については差し障りがあるのでここでは公表しない。そして、最後は、バークレーストリート(BERKELEY STREET)の会員制倶楽部MORTON`Sで少し飲んで帰宅。この店は、会員制なので住所の記載は省略。


9月14日(木)  午前中は、ナショナルポーレートギャラリーを見た後、コインランドリーで洗濯。今のホテルにはランドリーサービスがあるのだが、9時までに洗濯物を出さなければならないところ、寝過ごしてしまい、出すことができなかったためである。ランドリーでは南アフリカ出身というお婆さんと雑談をして時間をつぶした。内容はよく分からない部分も多いのだが、外人と話すことについて度胸だけはついたみたいだ。でも語学力もつけたいなぁ。
 夕方は、K氏と待ち合わせて、またまたバークレーストリートにある別の会員制倶楽部(名前は忘れた)に行き、インド料理を堪能した。相変わらずものすごく高そうな場所である。最近は、いろいろな人、特に年配の方と交流して、様々なところに行くことが多いが、だんだんと自分の金銭感覚が狂っていくのを感じる。夕食にはK氏の知人も同席して、話が弾んだ。少しずつロンドンの日本人とも交流をしていきたいものである。


9月15日(金)  いよいよ今日で40日間の英国滞在も終わりである。
 今回は、
(1).オックスフォード大学のボードリアン図書館で読書をするため、利用許可を得ること、
(2).現地の人、こちらに来ている人と交流を図ること、
(3).英国会社法についての勉強
(4).英国の法曹養成制度についての若干の資料収集
(5).観光
という目標を立てた。


 このうち、(1)については、事前に知人を介して紹介状を書いてもらったりしたせいか、簡単に許可を得ることができた。
 (2)については、先ずアカデミックな面では、こちらに留学している他大学の先生、日大他学部の先生(ただし専門外)と知り合うことができた。また、ロンドンの日本人ビジネスマンとも何人か交流を持つことができた。さらに英国人にも何人か紹介してもらった。少しずつ人の輪を広げていきたい。
 (3)については、小町谷操三『イギリス会社法概説』を読了し、EIRIS FERRAN『COMPANY LAW AND CORPORATE FINANCE』を250頁くらいまで読む。さらにいくつか書籍を購入したほか、英国会社法改正に関する資料を、DTIに行き入手、
 (4)については、住吉博『学生はいかにして法律家となるか』を読んだ後、この本を下に関連文献を集めようと思ったが、(3)に時間を取られてできなかった。ただ、若干の書籍を購入。
 (5)は大満足(笑)。ちなみに、今後の自分のために備忘録として、まだ行っていないところ(で行きたいと考えているところ)をメモしておこう。


ケンジントン宮殿
ロンドン塔
タワーブリッジ
ミレニアムドーム(これはあまり行きたくないかもしれない)
大観覧車
劇場博物館
マダムタッソー
ロンドンダンジョン
ミュージカル「レミゼラブル」
リーズ城
ヘンリーオンテームズとマーロー
 さて、日本ではまたいつもの日々が始まる。気を引き締めてがんばろう。